11月24日にプラザ阪下で開催された、オフロードバイク試乗会では、いろいろ乗らせていただきました。
YZシリーズ(Xですが)ほぼ、フルライナップが試乗車として来ていました。
そのなかの、YZ85LWのX仕様の紹介です。
このYZ85ですが、2019年モデルで、YPVS(ヤマハの排気バルブ)を採用し、中低速のトルクが太くなり、乗りやすくなったと評判でした。
【YAMAHA SDR 1987年型】YPVSと言えばこのように回転するバルブが市販車では多かったが、主にレーサーではスライド型も存在し、2019年型のYZ85もスライド型を採用している。
【YAMAHA SDR 1987年型】2ストはピーキーで扱いにくいという認識を一変させたYPVSの効果がグラフ化されている。
【YAMAHA YZ85 2019年型】左上はスライド型のバルブで2つに分割されている。それをV字型に差し込む(右上)ことによって排気ポートの両端まで密閉できるようにしている(左下)。YZ65のYPVSスライドバルブ(右下)は水平の一体型でYZ85に比べると両端に隙間ができているのが分かる。
発表から4日目のJNCC Rd.5爺ヶ岳に、鈴木健二選手が出場し、5位に入っています。
全日本モトクロスでは、レディースクラスの安原さや選手が、2019年第8戦近畿大会でデビューウィンを飾っています。
今回の試乗車は、鈴木健二選手がJNCCに出た時の仕様とほぼ同じみたいです。
このエンジン、125CCより意識して回していく必要はありますが、低速も十分で、非常に乗りやすいです。
昔、練習用にCR80に乗っていたのですが、ピーキーで怖い面がありました。 今回のYZ85はこの怖さが全くなく、普通に走れる印象でした。
車体が小さめなので、足つきが良いことも安心感の一つです。
楽しすぎて、試乗会当日、4回試乗させてもらいました。
ポジションは、スタンディングやコーナーリングでは違和感はなかったのですが、ストレートで、着座しようとすると、シートがやや低すぎる印象でした。
このあたりは、ハンドルの高さかを変えるか、ハイシートにするかすると解消すると思われます。
乗っていて、とっても楽しいのですが、YZ85LWが一番、疲れました。
長丁場のエンデューロでは、フルサイズの方が楽に走れそうです。
個人的には、車格の問題もあるので、このYZ85LWは、おおいにありだと思います。
今回の試乗コースは比較的フラットな試乗コースだったので、可能であれば難所系のタイヤに換えて、ガレ場やウッズなどでも試してみたいです。
ヤマハブースで、準備等していただいているのは。鈴木健二選手です。
2020年1月24日発売のダートスポーツ誌に、試乗車だったこのYZ85LWが紹介されています。ここでも、かなり高評価です。
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