ストレートでの姿勢ですが、基本的な姿勢は、上の写真のような姿勢になります。考え方としては、いろいろありますが、海外のエンデューロのトップライダーも似たようなイメージになっています。
基本のポジションは欧米では「アタックポジション」と呼ばれることが一般的です。不思議なことに、日本のオフロードバイクの世界では、この言葉が使われることはほぼないようです。ただし、自転車のマウンテンバイクの方では、使われているようです。
昔は、前傾姿勢をとるときに、猫背にするように教えられたりしていましたが、最近では流行らないようです。
写真は、ストレートでも安定した状態なので、ニュートラルな位置に乗っていると言えます。体のイメージとしては、下の写真の赤線のようになります。
このアタックポジションを維持するためには、太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)で姿勢を支える必要がありますので、意識して鍛える必要があるかもしれません。
オフロードバイクの場合、スタンディングが基本で、ステップには土踏まずで乗っています。母指球で乗るという話もありますが、最初のうちは、土踏まずで十分です。モトクロスコースでフープス(波状の路面)をハイスピードで通過するときには、母指球で乗った方が良いようですが、そもそも、おっさんはそんな走り方はできません。
ヨーロッパのエンデューロのトップライダーも、基本、土踏まずで乗っている選手が多いです。
ブレーキングでは、前に減速Gがかかりますので、下の写真の緑線のように、少し膝を後ろにずらして、減速Gをステップに逃がすイメージです。腕でGを支えることはできるだけしないようにしています。フロントフォークの沈み込みを少しでも少なくするために、リアブレーキをちょっとだけ、先にかけます。
一方、エンジンパワーをマックスに使うような加速時には、下の写真のような、膝を少しまえにして、少し前傾をきつくするイメージになります。ここでも加速Gをステップに逃がします。
短い動画しかありませんが、動画もつけておきます。
パワーがないので、あまり前傾姿勢にはなっていません。ストレートの安定状態に近い位置で乗ってます。もっとパワーのある、レーサーだと加速Gをステップで支えるために、もっと前傾がきつくなります。
そのうち、ちゃんとした動画も作成したいと思います。(ちょっと先になりますが)
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